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補助金が初期費用の5割になる場合も
(2012年4月13日)
2011年度の事例
地方自治体の補助には金額にかなりバラつきがあります。補助金の金額が大きい自治体を例に見てみます。
東京都新宿区で太陽光発電を導入した場合
東京都は財政規模が大きいことから、思い切った支援を打ち出しています。23区の中では、助成金額第1位は新宿区です(2011年度)。
2011年度 東京都新宿区で太陽光発電システムを設置した場合
- 国の補助金 1kwあたり 4万8,000円
- 東京都の補助金 1kwあたり 10万円(上限額100万円)
- 新宿区の助成金 1kwあたり 14万円(上限額50万円)
標準的な4kwの太陽光発電システムを設置するとすれば
- 国の補助金 4.8万円×4kw=19万2,000円
- 東京都の補助金 10万円×4kw=40万円
- 新宿区の助成金 14万円×4kw=56万円
補助金・助成金の合計 115万2,000円
太陽光発電システムの平均価格は、2011年度(4~12月)には1kwあたり約52.9万円(※)だったので、標準的な4kwのシステムなら211万6,000円です。
(※)J-PEC(太陽光発電普及拡大センター)の資料より。
(参考) http://www.j-pec.or.jp/information/doc/pdat_h23koufu_20120126.pdf
つまり、太陽光発電システム価格211万6,000円に対して、補助金・助成金でまかなえるのは115万2,000円(54%)、自己負担額は96万4,000円(46%)です。
新宿区の2012年度の補助金は1kwあたり10万円(上限30万円)となっていますから、今ならこれよりは下がりますが、太陽光発電システムの価格も下がることを考えれば、補助金でまかなえる部分は非常に大きいのではないでしょうか。