第三者機関が認める高い信頼性の京セラ太陽光発電
(2016年6月1日更新)
京セラの太陽電池モジュールは、ドイツに本社をおく第三者機関「TUV Rheinland(テュフ ラインランド)」から世界で初めて「長期連続試験合格」の認証を受けました。
テュフ ラインランド(TUV Rheinland)は、コンピューターから大型産業機械まで様々な製品の安全性能と品質を評価、試験、認証するドイツの第三者機関で135年の実績をもっています。
太陽電池モジュールは、温度(熱、霜、昼夜サイクル)、力学的応力(風、雪荷重、雹)、大気(塩霧、塵埃、砂、大気汚染)、湿度(雨、露、霜、霧)などの外的な要因によって劣化し、長い年月の間に出力が著しく低下する可能性があります。
「長期連続試験」というのは、一般的な国際基準とされるIEC(国際電気標準会議)よりも、さらに厳しい条件下で、約1年間にわたり連続した試験を実施する「太陽電池の総合的な性能品質テスト」です。
この試験では、1枚のモジュールに対し連続して試験を実施し、「高温高湿性能」や「結露・凍結に関する性能」など4項目がチェックされます。
京セラの太陽電池モジュールは、この試験に見事合格したのです。合格基準は非常に高く、適合する製品はごく限られたものといわれています。
京セラは、1975年に太陽電池の研究・開発に着手し、1982年、世界に先駆けて多結晶シリコン太陽電池の量産化に成功。1993年に日本で初めて、住宅用太陽光発電システムの販売を始めました。住宅用太陽光発電システムでは最も歴史の古いメーカーです。
京セラは、シリコン原料の鋳造から太陽電池モジュールの組み立てまで一貫した生産体制をもちます。これによって保証された品質と長期信頼性をもつのが京セラの太陽電池です。
複雑な屋根の形状にもマッチする京セラの太陽電池モジュール
京セラは、屋根との一体感を重視しています。標準タイプの「エコノルーツ」と長さが3タイプある「サムライ」の組み合わせにより、寄棟をはじめ複雑な形状の屋根でも美観を損なうことなく設置することができます。
京セラの太陽電池は、以前は多結晶シリコン太陽電池のみででしたが、現在は単結晶シリコン太陽電池も販売しています。単結晶シリコン太陽電池でも、価格的には安価な部類に入るメーカーです。
なお、2016年4月より販売開始したRooflex(ルーフレックス)シリーズは、京セラの各シリーズに比べ、高性能・高価格です。
Rooflex(ルーフレックス)
住宅用太陽光発電システムの新製品として、2016年4月より販売開始されました。
モジュール変換効率の向上と業界最多7種類のモジュールによって、限られた屋根スペースを効率的に活用し、屋根全体での発電量の向上を実現できます。従来の製品に比べ、最大約30%向上させています。
SAMURAI(サムライ)
この「サムライ」という小さな太陽電池を持っているのが京セラの特徴です。太陽電池モジュールの大きさは各社様々ですが、京セラの「サムライ」は最小です。
長さとサイズの異なる3種類の太陽電池を組み合わせることで、複雑で狭小な屋根にも無駄なく搭載可能です。タテの長さは345mm、横幅は1692.5mm、1354mm、1015.5mmの3タイプ。細長いタイプの太陽電池で、一般的な太陽電池では設置不可能とされる屋根の隅々まで敷き詰めることができます。
屋根との高い一体感を出すことができるとともに、屋根スペースを有効活用でき発電量アップにつながります。
ECONOROOTS(エコノルーツ)
京セラの標準タイプの太陽電池です。「エコノルーツ」には、スタンダードタイプの「タイプR」のほか、様々な屋根形状に対応できるよう多角形モジュールもある「アドバンス」、スレート瓦用に施工性と軽量化を実現した「タイプU」、設置の難しい陸屋根用の「タイプG」が用意されています。
HEYBAN(ヘイバーン)
屋根材との一体型太陽電池モジュールです。太陽電池モジュールそのものが平板瓦なので、屋根との一体感が高く、見た目にもスッキリと美しく仕上がります。太陽電池モジュールが1枚ずつ脱着可能なフロントカバーを採用しているので、メンテナンスも容易です。
他社より圧倒的に充実したメーカー保証
京セラの保証やアフターサービスは非常に充実しています。今ではどのメーカーも取り入れている10年保証を初めて導入したのは京セラです。
また、標準保証(無償)で「洪水・火事・台風・落雷」などの自然災害保証(地震・津波・噴火は除く)があるのは、現在のところ京セラだけです。
なお、保証期間を延長させた有償保証も用意されています。保証やアフターサービスを重視したい方におすすめのメーカーです。
京セラの太陽光パネルを選ぶ際の注意点
京セラの太陽電池は組み合わせの自由度が高く、複雑な屋根にも設置可能なのが特徴ですが、SAMURAIシリーズは、大小のパネルを張り合わせていくタイプのため、必然的に必要となる架台も多くなり、それだけ、工事の手間も増えます。
そのため部品代や工事費がかさむ傾向にあるようです。価格も含め総合的な判断が必要となります。