太陽光発電のはじめかた 5つのステップ
ステップ③ 機器の設置
設置業者とメーカーが決まると、次は、太陽光発電システムの設置工事です。
太陽光発電システムを設置するための工事・工程は、大きく3つに分けて考えると分かりやすいと思います。
太陽電池の設置 | 屋根にまず架台を取り付け、その上に太陽電池を設置・固定します。 |
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周辺機器の取付け | パワーコンディショナー、接続箱、電力計、モニターなどを取り付けます。 |
電気配線 | 取り付けた各種機器の接続と電力会社の系統と連系させる工事です。 |
屋根置き型標準施工の流れ
太陽電池の設置と周辺機器の取り付けについてご紹介します。
太陽電池を屋根に設置するために、まず屋根に架台を取り付けます。住宅用太陽光発電の場合は、基本的に太陽電池メーカーの標準架台を使用します。
産業用太陽光発電の場合は、メーカーを問わず架台を選ぶことができます。⇒ 詳しくはこちら。
架台の材質は、鋼やアルミ合金製のものが多く使われています。なお、新築やリフォームでよく使われる建材一体型の場合は、架台は不要です。
架台を設置するための金具を屋根に取り付けますが、金具を取り付けた後はコーティング処理し、しっかりと防水処理を施します。こうすることで雨漏りを防ぐことができます。
工事に不慣れな業者の場合、このコーティング工事が十分になされず、雨漏りすることがあるので、業者選びには気をつけましょう。
なお、優良業者であれば施工保険に入っているので、万が一、雨漏りした場合でも無償で修理してもらえます。施工保険に入っていないような業者は避けるべきです。
【参考】 失敗しない業者選びのポイント
架台に所定の枚数の太陽電池を取り付け、固定します。電線を接続し、アース工事を行います。これで太陽電池の設置は完了です。
パワーコンディショナー(パワコン)など周辺機器を取り付けます。
パワーコンディショナーは、太陽電池で発電した直流の電気を交流の電気に変換するための装置です。室内か室外に設置しますが、いずれも壁掛け式が主流です。
そのほか、接続箱やモニター、電力計を取り付けます。
太陽電池を設置し、周辺機器を取り付け、電気配線工事が終われば、全システムの設置が完了です。このように太陽光発電は、システム構成機器も、工事も、シンプルです。
太陽光発電のはじめかた 5つのステップ
- 太陽光発電のはじめかた ステップ①<事前準備編>
- 太陽光発電のはじめかた ステップ②<見積依頼編>
- 太陽光発電のはじめかた ステップ③<設置工事編>
- 太陽光発電のはじめかた ステップ④<系統連系編>
- 太陽光発電のはじめかた ステップ⑤<運転開始編>