10kw以上太陽光発電の相場

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産業用太陽光発電の導入費用はどれくらい?

ここでは、10kw〜50kwの太陽光発電システムの設置費用の目安をご紹介します。

 

政府の資料にもとづいて平均価格を試算

電力の買取価格などを審議する経済産業省の「調達価格等算定委員会」が2014年3月7日ににまとめた「平成26年度調達価格及び調達期間に関する意見」や「算定委員会」への配布資料で示されている太陽光発電システム価格の平均は次の通りです。

 

出力規模

平均設置費用(1kwあたり)

下落率

2012年10-12月

2013年10-12月

10kw以上 50kw未満

43.6万円/kw

36.9万円/kw

15.4%

50kw以上 500kw未満

37.2万円/kw

32.4万円/kw

12.9%

500kw以上 1,000kw未満

29.8万円/kw

29.4万円/kw

1.3%

1,000kw(1MW)以上

28.0万円/kw

27.5万円/kw

1.8%

10kw以上の平均

34.7万円/kw

31.6万円/kw

8.9%

※ 経済産業省の資料をもとにまとめたものです。

 

これを見れば、50kw未満のものが最も下落幅が大きいことが分かります。再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度がスタートした当初(2012年7月)は、メガソーラーなど大規模なものが主流でしたが、わずか1年あまりの間に、50kw未満の小出力太陽光発電システムやミドルソーラーの普及が進んできたということですね。

 

このデータをもとに設置費用を算出すると次のようになります。

10kw

20kw

30kw

40kw

50kw

369万円

738万円

1,107万円

1,476万円

1,845万円

 ※ あくまで1つの参考数値としてお考えください。

 

システム設置費の他に必要な費用

太陽光発電システムそのものの他にも必要となる経費があります。例えば、

  • 倉庫や工場の屋根に設置する場合なら、建物耐力の調査費や安全対策費
  • 遊休地に設置する場合なら、地質調査費や造成費

などです。

 

その他、運転開始後の保守・メンテナンス費用も見込んでおく必要があるでしょう。

 

また、産業用太陽光発電の場合、メーカー保証がない場合もあります。50kw未満なら保証があるけれども、それ以上の設備になるとメーカー保証がないといったケースもあります。設置業者の保証が重要になりますから注意が必要です。

相場は、あって無いようなもの

住宅用太陽光発電システムの場合には、補助金制度がありますから、よほどの理由がない限り補助金の申請します。ですから、申請を受け付ける太陽光発電普及拡大センターでは、実際の設置費用を把握できます。

 

それにもとづき、太陽光発電普及拡大センターが平均システム価格(システム1kwあたりの価格)を公表していますから、ほぼ正確な相場が分かるのです。

 

例えば2013年10-12月期なら、既築設置の場合、平均システム価格は41万9千円、平均設置容量は4.83kwですから、平均的な初期投資費用は約202万円です。

 住宅用太陽光発電の国の補助金は、2014年3月で終了しました。

 

それに対して産業用太陽光発電の場合は、平均価格の算出が難しいのです。その理由をご説明します。

 

上で示した政府の資料も、全設備を網羅しているわけではありません。

 

小規模なものから大規模なものまで範囲が広い

一つは、50kw未満の小出力のものから、メガソーラーのような大規模なものまで、幅が非常に広いからです。

 

出力が大きいものは、それだけ太陽光パネルの枚数が多いので「規模の経済」が働き、単価は安くなります。出力20kwのものと出力2,000kwのものをいっしょにして「相場」を出しても意味がありませんよね。

 

メーカーを問わず機器を自由に選べる

もう一つは、住宅用太陽光発電システムの場合は、メーカー指定のモジュール・パワーコンディショナー・架台といったシステム販売が基本であるのに対して、産業用太陽光発電システムは、モジュール・パワーコンディショナー・架台などメーカーを問わず自由に組み合わせてシステム設計が可能だからです。

 

機器の組み合わせ、システム設計の自由度が高い分、業者の経験や技術力非常に重要になるのです。

 

たとえ出力規模が同じであっても、費用は業者によって大きな開きがあります。相場というのは、あって無いようなものなのです。

 

ですから、複数の業者に設計・見積もりを依頼して、それぞれの業者から出される見積もりを比較することが、住宅用太陽光発電を設置するとき以上に大切なのです。

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