土地貸し太陽光発電の賃料相場

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土地貸し太陽光発電の賃料相場

土地貸し太陽光発電というのは、発電事業者が一定の面積を有する土地を借りて太陽光発電設備を設置し、土地所有者は、土地を貸すことの対価として、賃料収入を得る仕組みです。

 

土地の賃料は、貸し手と借り手の話し合いで決定します。一般的には単位面積あたりの価格で決められます。1uあたり(あるいは1坪あたり)いくらといった具合です。ただし、大規模になればなるほど、借地料は年間の売電収入の3%などといった契約も多いようです。

 

ここでは、小規模〜中規模の太陽光発電で一般的に採用されている、単位面積当たりで借地料を決定する方式の相場を見てみます。

 

再生可能エネルギーの買取価格を算出する経済産業省の調達価格等算定委員会によれば、土地賃借料で最も多いのが年間150円/uで、この数値が2014年度買取価格算定の一つの根拠とされています。

 

ですから、1u当たり年間150円程度が相場と考えてよいでしょう。ただし、固定価格買取制度が始まって以降、太陽光発電システムを設置するための用地に対する需要が増え、1uあたり500円くらいまで上がっているケースもあるようです。

土地貸しと自分で太陽光発電設備を設置するのとどちらがトクか

50kw以上の場合、法律に定められた義務的経費が発生しますから、ここでは簡単のために49kwの太陽光発電システムを考えます。あくまで目安としてご覧ください。

 

「土地貸し」の場合

49kwの太陽光発電システムを設置するのに必要な土地は、およそ750uです。

 

「土地貸し」の場合、賃料を1uあたり150円/年とすると、賃料収入は、

  • 年間で、11万2,500円(150円/u×750u)
  • 20年間で、225万円

となります。

 

自分で太陽光発電システムを設置する場合

自分で太陽光発電システムを設置する場合、

  • 年間発電量は、4万9,000kwh(1,000kwh/kw×49kw)
  • 年間の売電収入は、32円/kwh×49,000kwh=156万8,000円
  • 20年間の売電収入は、3,136万円

となります。
※ 1kwあたり年間発電量は1,000kwh。2014年度の買取価格は32円/kwh。

 

また、設備投資費は、1kwあたり36万円とすると、1,764万円(36万円/kw×49kw)
※ 2013年10-12月期の10kw以上50kw未満の平均設置費用が36.9万円/kwでした(→詳しくはこちら

 

なので、20年間の見込み利益は、3,136万円−1,764万円=1,372万円となります。

 

「土地貸し」よりも自分で太陽光発電設備を設置する方がおすすめ

このように、「土地貸し」の場合と、自分で太陽光発電システムを設置する場合とでは、1,000万円以上も収益に差が出ます。「土地貸し」よりも、自分で太陽光発電設備を設置して売電収入を得る方が、はるかに収益が大きいのです。

 

なお、50kw以上の発電設備の場合、例えば100kwの太陽光発電設備を設置する場合、キュービクル(小規模変電設備)で100〜150万円、保安管理費用などで年間50〜70万円などの義務的経費が発生しますが、20年間で2,000万円程度の収益が見込めます。

 

ちなみに、100kwの太陽光発電設備を設置するのに必要な土地面積は1,500uですから、賃料収入は、年間22万5,000円、20年間で450万円です。

 

また、仮に100kwを設置できるだけの面積があるのであれば、49kwタイプを2つ設置する方が義務的経費が不要なので、より大きな収益が見込めます。

 

発電容量が大きくなればなるほど、1kwあたりのシステム設置費用は安くなります。また、最近では、1kwあたり20万円台前半の価格のものもあり、平均設置費用は低下しています。ただし、買取価格も年々低下しますから、できるだけ早く始めるほうがいいでしょう。

 

「土地貸し」太陽光発電で賃料収入を得ることをお考えなら、20年間で見れば、自分で設置するのとどちらがトクか、業者に相談してシミュレーションを出してもらうことをおすすめします。

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