契約から売電開始までの所要期間

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契約から発電開始までに要する期間

太陽光発電の契約から売電・売電開始までの期間は、50kw未満か50kw以上かによって異なります。

 

10kW以上50kW未満の太陽光発電設備の場合

業者と契約したら、固定価格買取制度の適用を受けるために、経済産業省へ設備認定申請を行います。この申請から認定通知が届くまで約1ヵ月かかります。

 

認定通知が届くと、電力会社へ接続契約の申し込みをします。それが受理されるのに約1週間。そして、電力会社と接続契約が締結されると、電力会社から低圧メーターが支給されます。メーター支給までが約1ヵ月です。ここまできて、着工可能となります。業者と契約してから着工までが約2か月です。

 

工事期間は約1ヵ月です。完成したら電力会社の検査があり、検査を通れば売電開始です。この間が約1ヵ月です。着工から完成、売電開始までが約2ヵ月です。

 

ですから、50kw未満の太陽光発電設備の場合、業者と契約してから売電開始までは約4カ月ほどかかります。

 

50kW以上の太陽光発電設備の場合

50kw以上というと、中規模からメガソーラーまで、あまりにも幅が広いので、例えば200kwの太陽光発電設備を考えてみましょう。

 

50kw以上の場合は高圧連系となりますから、電力会社との事前協議が必要となります。協議に要する期間は2〜3カ月程度です。

 

電力会社への事前協議の申し込みとともに、経済産業省へ設備認定申請を行います。認定通知が届くまでが約1ヵ月。認定されれば図面を作成し、電力会社へ提出します。これが約1ヵ月です。

 

その後、電力会社へ接続契約を申し込みます。受理されてから高圧メーターを受け取れるまでが約3か月です。これで着工可能となります。ですから、着工までが約半年です。

 

200kw規模の場合、工期は約3〜4ヵ月程度。完成したら電力会社に検査を申し込んで、それが通るまでが約1ヵ月。これで売電開始となります。

 

場所決めの期間も入れると、業者と契約して売電開始まで約1年ほどかかります。

 

 50kw未満と50kkw以上の違い

大切なのは売電単価が決まる時期

「いつから売電を開始できるか」というのは気になるところですが、大切なのは、固定価格買取制度による買取単価を年度内に決定できるかどうかということです。「年度内に」というのは、買取単価は毎年下がるからです。

 

例えば2014年度なら、買取単価は32円/kwh(税別)です。年度内に固定価格買取制度による設備認定を受けられれば、その価格で今後20年間、発電した電気を売ることができます。しかし、設備認定が翌年度になると、買取単価が下がります。

 

固定価格買取制度のスタート以降、買取単価の推移を見てみると、初年度の2012年度は40円/kwh、2013年度は36円/kwh、そして2014年度が32円/kwhと、毎年4円ずつ下がっています。金額は税別です。

 

しかも、制度スタートから3年間は、買取単価を高めに設定することが法律で決められています。発電事業者の利益を保障し、再生可能エネルギを普及させるためです。

 

ですから、3年が過ぎる2015年度以降は、大幅に買取単価が下がる可能性があります。今年度中に買取価格が決まるか、来年度以降に決まるかで、20年間固定価格ですから、その差は大きいのです。

 

買取価格が決まるのは、接続(系統連系)申込みを電力会社が受理したときです。買取価格が決まる時期について、資源エネルギー庁は次のように説明しています。

「平成26年度の買取価格の適用を受けるためには、接続契約に係る申込みの書面を電気事業者が受領した時又は国の設備認定時のいずれか遅い時点が平成27年3月末までであることが必要です」

(資源エネルギー庁「よくある質問」〈2014年度〉より抜粋)

 

「接続契約に係る申込みの書面を電気事業者が受領した時又は国の設備認定時のいずれか遅い時点」とされていますが、通常、電力会社に系統連系の申し込みをする際に、あらかじめ設備認定を取得し、設備認定通知書も提出しますから、電力会社が接続申込を受理した時点で買取価格が決まると考えてよいでしょう。

 

ここまでを年度内に終えられるかどうかで、運転開始から20年間の売電収入に大きな差がでてきます。

 

業者と契約してから、そこまでに要する期間は、50kw未満の場合は1ヵ月ちょっと、50kw以上の場合は半年が目安です。余裕をもって業者と契約するようにしましょう。

 

なお、経済産業省は、買取価格が決定される時期の見直しを進めています。電力会社に接続申請した時点でなく、接続を決定した時点の価格が適用される改定案が有力です。

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