京セラ蓄電池 TypeAとTypeBはどう違う?
(2013年5月12日)
楽天ソーラーが、通常の太陽光発電システムに加え、京セラのリチウムイオン蓄電システムを採用したパッケージを販売しています。
京セラのリチウムイオン蓄電池には、TypeA(タイプA)とTypeB(タイプB)があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
タイプA・タイプBの主な違い
2つのタイプの主な違いをご参考までにまとめてみました。
それぞれ運転モードがいくつかあり、使い方は選べますが、メーカーから推奨されているモードを選択した場合の特徴についてまとめています。
TypeA |
TypeB |
|
---|---|---|
特徴 |
深夜にためた電力を日中に利用。 | 深夜にためた電力を朝と夜に利用。 |
メリット |
売電量が増える。 | 高い売電単価で売れる。 ダブル発電とみなされない。 |
デメリット |
売電単価が下がる。 ダブル発電とみなされる。 |
売電量が減る |
おすすめ |
太陽光発電の電力を多く売りたい方。 | 日中は電気を使わない方。 |
どちらのタイプも「太陽光発電システムと連携して使う」ことも「蓄電池単体で使う」こともできます。
それぞれ詳しく見てみましょう。
TypeA(タイプA)
「タイプA」は、日中、太陽光発電システムで発電中に、蓄電池から電力を供給するタイプです。太陽光発電システムで発電した電力は最大限「売電」し、昼間に使用する電力は蓄電池から供給します。
電気料金の安い深夜に電力を蓄電池にためておき、それを日中に使うことができるうえ、最大限の売電収入が得られます。
ただ、このタイプは、ダブル発電の買取単価が適用され、31円/kwh(税込)となります。ダブル発電というのは、太陽光発電と自家発電設備を併設して発電するもので、エネファームなどが該当します。
※ 通常、太陽光発電システム単体の場合、売電単価は38円/kwh(税込)です。
太陽光でつくった電力をできるだけ多く売りたい方におすすめのタイプです。
TypeB(タイプB)
「タイプB」は、太陽光発電システムで発電した電力を優先して使用し、発電しない夜間や朝・夕に蓄電池から電力を供給するタイプです。
こちらのタイプは、売電中は蓄電システムから電力を供給しないため、売電価格は、通常の38円/kwh(税込)が適用されます。
日中は電気を使わない方、太陽光発電が大容量の方におすすめのタイプです。
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