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発電効率で選ぶなら、「東芝」「パナソニック」
メーカー | 商品名 |
公称 最大出力 |
モジュール 変換効率 |
|
---|---|---|---|---|
東芝 | SPR-250NE-WHT-J |
250w |
20.1% |
|
パナソニック | 250α |
250w |
19.5% |
- 東芝の太陽電池は、世界№1のモジュール変換効率です。
ただし、この太陽電池は、米サンパワー社製です。
- 次に変換効率の高いのが、パナソニックのHIT太陽電池です。
この太陽電池は、単結晶シリコン太陽電池とアモルファス・シリコン太陽電池を結合させた構造を持ちます。
発電効率の高いソーラーパネルのメリット・デメリット
発電効率が高いと太陽光パネル1枚あたりの発電量が多く、よりたくさんの電気をつくり出すことが可能です。
そのため設置する屋根のスペースが狭くても、より少ないパネル枚数で十分な電気を創れます。また、パネル枚数が少ない分、屋根にかかる負荷を少なくできる利点もあります。
しかし発電効率が高い分、割高になります。
なお、発電効率の高い結晶シリコン太陽電池は、一般的に熱に弱い特性があり、熱い地域には不向きです。しかし、東芝の太陽電池もパナソニックの太陽電池も熱対策は施されていて、一般的な結晶シリコン太陽電池のように、熱くなると変換効率が極端に落ちるということはありません。
実発電量は、発電効率だけでは決められない
太陽光パネル1枚の発電効率が高いからといって、実際に太陽光発電システムを設置して稼働させたとき、期待した通りの発電量が得られるかというと、そうとも限りません。
例えば…
- 屋根が寄棟などで複雑な形なら、一般的な長方形だけでなくコーナー用や小さいサイズの太陽光パネルがあれば、それだけ太陽光パネルを増設できるので、全体とすればその方が発電量が多くなる場合もあります。
- 樹木や電柱などでソーラーパネルの一部に日陰ができる場合、全体的に発電量が落ちてしまいます。その場合は影に強いCIS太陽電池の方がよいということになります。
このように太陽光発電システムは、太陽電池を設置する屋根の形や角度、素材、さらに周辺の日射量なども考慮したうえで、どのメーカーの太陽電池を使い、どのように設置するか、最適のシステム設計をする必要があります。