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2015年度太陽光買取価格 住宅用33円(税込)産業用27円(税抜)

(2015年2月24日)

(2015年3月20日更新)

経済産業省は24日、2015年度(平成27年度)の再生エネ買取価格案を示し、調達価格等算定委員会が了承しました。今後、一般の意見公募を経て、3月中に正式に決定されます。

 

経済産業省は、2015年3月19日、正式に決定しました。

 

太陽光は、住宅用・産業用ともに固定価格買取制度スタート以来、3年連続の引き下げとなります。他の再生エネは2014年度のまま据え置きとなります。買取期間は、すべて従来通りです。

 

住宅用(10kw未満)太陽光発電の買取価格

2014年度の買取価格37円/kwh(税込)から4円引き下げられて33円/kwh(税込)となります。なお、出力制御の対象となる電力管内では、出力制御対応機器費用分(2円/kwh)が上乗せされ、35円/kwh(税込)の買取価格となります。

 

買取期間は、従来通り10年間の固定です。

 

2014年度 2015年度
買取価格 接続する電力会社 出力制御対応機器 買取価格

 

37円/kwh

 

東京・中部・関西

設置義務なし

33円/kwh

北海道・東北・北陸・中国・四国・九州・沖縄

設置義務あり

35円/kwh

※ 買取価格は税込価格

 

産業用(10kw以上)太陽光発電の買取価格

10kw以上の太陽光発電設備は、買取価格の優遇措置が2015年6月末で終了することから、2段階で引き下げとなります。

 

2014年度の32円/kwh(税抜)より、まず4月1日から3円引下げて29円/kwh(税抜)となり、さらに7月1日からは2円引き下げて27円/kwh(税抜)となります。

 

10kw以上の発電設備に対しては、「出力制御対応機器費用の上乗せ」はありません。買取価格は全国どの電力会社管内でも同一価格です。

 

買取期間は、従来通り10kw以上は20年間、10kw未満は10年間の固定です。

 

2014年度 2015年度
4月1日~6月30日 7月1日~

32円/kwh

29円/kwh

27円/kwh

※ 買取価格は税抜価格

 

太陽光以外の再生エネ買取価格

発電の種類

買い取り区分

2014年度
(円/kwh)

2015年度
(円/kwh)

買取期間
(年)

風力

洋上

36

据え置き

20

陸上

20kw未満

55

据え置き

20

陸上

20kw以上

22

据え置き

20

地熱

1.5万kw未満

40

据え置き

15

1.5万kw以上

26

据え置き

15

中小水力

既存導水路活用型

発電能力に応じて3区分

14~25

据え置き

20

それ以外

発電能力に応じて3区分

24~34

据え置き

20

バイオマス

燃料区分に応じて5区分

13~39

据え置き

20

2000kw未満の未利用木材(新設)

40

20

※ 買取価格は税抜価格

 

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