（2013年6月25日）

パナソニックは6月24日、同社の「HIT太陽電池」新製品の保証期間を、これまでの2倍の20年に延長することを発表しました。太陽光パネル以外の周辺機器の保証期間は従来通りの10年のままですが、今後延長を検討する方向です。

新製品は「HIT太陽電池」シリーズ3機種。6月27日から注文を受け付けます。

最大出力が設置時から10年で81％未満、20年で72％未満になった場合に、無償で修理や交換に応じるとしています。

パナソニックでは、電気料金値上げの影響で省エネ意識が一段と高まり、住宅向けの販売は堅調に推移すると予想。保証サービスをセットで売り込むことで、住宅用太陽光パネルの販売を拡大し、2013年度の太陽光パネル販売を2012年度比25％増の67.5万kw程度に増やす目標です。

ただ、メガソーラーなどの大規模発電向けは、海外メーカーとの価格競争の激化で、2015年度までには縮小すると見込んでいるようです。

昨年の今ごろは、国内メーカーは、まだ10年保証がほとんどでした。国内メーカーで最初に太陽電池の20年保証を始めたのがソーラーフロンティアですが、当時、20年保証はめずらしい状況でした。それが今では、有償も含めてですが、太陽光パネルの20年保証が当たり前のようになってきました。

それだけ品質も向上したのでしょうが、海外メーカーとの競争がし烈なのでしょう。海外メーカーでは、太陽電池は25年保証が標準です。

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