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海外メーカーの太陽電池出荷量が3割超える
(2014年9月2日)
太陽光発電協会が9月1日、日本における太陽電池出荷統計(2014年度4~6月)を発表しました。
太陽電池モジュールの総出荷量は2,008MWで、前期比72%、前年同期比121%でした。
そのうち日本企業の太陽電池モジュールの総出荷量は、1,390MWで、前期比70%、前年同期比108%でした。海外企業は、前年同期比166%でした。
| 2013年 | 2014年 | 
 前年 同期比  | 
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1-3月 | 4-6月 | 7-9月 | 10-12月 | 1-3月 | 4-6月 | ||
| 日本企業 | 1,621,281  | 
1,291,581  | 
1,578,342  | 
1,569,795  | 
1,984,686  | 
1,390,060  | 
108%  | 
| 外国企業 | 216,014  | 
372,252  | 
534,042  | 
493,270  | 
801,409  | 
617,996  | 
166%  | 
| 合計 | 1,837,295  | 
1,663,833  | 
2,112,384  | 
2,063,065  | 
2,786,095  | 
2,008,056  | 
121%  | 
※ 太陽光発電協会の統計データより
これを日本企業・海外企業の割合でみると次のようになります。
| 2013年 | 2014年 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1-3月 | 4-6月 | 7-9月 | 10-12月 | 1-3月 | 4-6月 | |
| 日本企業 | 88%  | 
78%  | 
75%  | 
76%  | 
71%  | 
69%  | 
| 外国企業 | 12%  | 
22%  | 
25%  | 
24%  | 
29%  | 
31%  | 
海外メーカーの太陽電池の比率が、1年あまりで20ポイント近く増えて3割を超えました。太陽光発電による電力買取価格が引き下げられるなか、国内メーカーより価格が安い中国やカナダなどの海外メーカー製の太陽電池が、存在感を高めています。

※ 太陽光発電協会の統計データより作成
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